🌿ぬくもりを立ち上げた理由 ― 不安なママに“安心の居場所”を届けたくて〜市場 千陽〜
「発達、ゆっくりかもしれませんね。」
健診でそう言われた帰り道、胸の奥がぎゅっと痛くなったというママがいました。
家に帰っても、どう関わればいいのか分からない。
検索すればするほど不安になり、
周りに相談しても「大丈夫」「そのうちできるよ」と言われて、
その言葉さえ苦しく感じてしまう。
泣きながら話してくれたそのママの姿が、今でも忘れられません。
私が「ぬくもり」を立ち上げようと思ったのは、
そんなママたちの“行き場のない不安”を何とかしたいと思ったからです。
赤ちゃんの動きを見ながらサポートをしていると、
ママの心がふっと安心した瞬間、
赤ちゃんの身体の動きが見違えるように変わる瞬間があります。
その時いつも感じるのは、
「子どもの発達を支えるのは、ママの安心なんだ」ということ。
どんなに専門的なアプローチよりも、
ママの「大丈夫かも」という小さな安心が、
赤ちゃんの未来をぐんと広げていくのです。
でも現実には、
療育には該当しないけれど、心配が続いている。
そんな行き場のない不安を抱えるママたちが、安心して話せる場所を探しています。
「ぬくもり」は、そんなママの“最初の一歩”になりたくて生まれました。
泣いても、笑ってもいい。
「どうしたらいいか分からない」まま来て大丈夫。
ママが安心して心をほどき、
赤ちゃんがそのぬくもりの中でのびのび育つ。
そんな時間を一緒に過ごせる場所でありたいと思っています。
これからは、医療・保育・行政とも連携しながら、
「がんばりすぎる前に支えられる社会」をつくっていきます。
ママの安心が守られること。
それが、子どもの未来を広げるいちばんの力になると信じて。
🌸さいごに
ぬくもりは、ママが“安心して話せる”居場所です。
ここから、親子の笑顔と未来を一緒に育てていきます。

赤ちゃんの発達相談室ぬくもり
代表 市場 千陽



